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歯の話…歯周病治療30年で考えるポイント
江戸川橋診療所歯科
吉野 英之

この4月、氷川下歯科入職以来30年になりました。患者さんと歯科衛生士と共に取り組んだ歯周病治療。そのポイントを紹介させていただきます。

(1)歯周ポケットの入口近くのヌルヌル汚れを意識しよう。(ヌルヌル汚れの中には細菌がたくさん。死滅させることは出来ない常在菌。より数を減らそう)。

(2)まず歯ブラシをしっかり突っ込ませてそれから、柄は1-2mmの小刻みな動かし方。音がシュカシュカしている時はくぼんだ所から毛先が出ています。歯肉をマッサージする感覚。手が上手く動かない人は電動歯ブラシ。

(3)歯磨きの順番を決めて磨こう。(同じ所ばかりこすっている人が多い)。

(4)磨いていると磨けているは違う。
自信がない人は染めだし液(歯垢染色液は大型薬局で販売してる)。

(5)夜の一回は歯みがき剤を使わなくてもサッパリするくらい。ながら磨きでなるべく20分(お風呂に入りながらがおすすめ)。

(6)歯肉は正直者。1週間磨けていると色形が変わり良くなって来ますが、1週間磨けてなければ、元の状態に戻る。

(7)歯間ブラシはスカスカはダメ。ギリギリ入るサイズを個々に選択。

(8)歯みがきの3つのイメージ。
1. ヌルヌル汚れをかき出すイメージ。
2. 歯周ポケット近くに泡立てて空気を送り込むイメージ(歯周病菌は空気に触れれば死んでくれるものが多い。ヌルヌル汚れ・歯周ポケットの中にいると増えていく)。
3.歯肉をマッサージして血流をよくしてあげるイメージ(血液中の免疫力向かわせる)。

(9)歯周ポケットの中は自分では磨けない。専門の歯科衛生士にクリーニングしてもらおう。使っている道具、超音波スケーラーは、刃先を超音波で震わせて水をぶっかけている。ヌルヌル汚れをかき出し洗い流している以外に微細な泡を作ってポケット内に入れている。

(10)磨きにくい・咬み合わせの悪い詰め物・かぶせている物は主治歯科医にやり直してもらおう。歯の咬み合わせのダメージにも注意。
(11)メインテナンスクリーニングの間隔は担当の歯科医師と歯科衛生士に決 めてもらおう。目安は1-2ヶ月に1回。

(12)口のなかではいつでも戦いがある。細菌(常在菌)と自分の抵抗力(免疫力)。

(13)免疫力は年と共に、落ちてくるのは仕方のないこと。細菌達に勝つにはヌルヌル汚れの落とし方をきちんと習って徹底的に実践し、歯科衛生士にまめに歯周ポケットのクリーニングとチェックをしてもらう。

(14)それから免疫力・体力をなるべく維持する明るく楽しい生活。
(15)歯は治すではなく、保存する。より緩やかな下り坂に!

参考になれば、幸いです。
ご質問はぜひ江戸診歯科にお越しください。